『失敗の科学 〜 失敗から学習する組織、学習できない組織』を読みました。
この本を読むきっかけは、勝間和代のサポートメールで2月のブックレビューで取り上げられていたことです。
1週間をかけて、日々の勝間さんの解説を読みながら、自分でもその章を追いかけるように読み進めて行きました。
その後職場で、この本に書いてあった内容がとても参考になることが多々出てくるようになり、今回、もう一度読み直してみたのでご紹介します。
実際のエピソード
この本には、過去のいろいろな事例がたくさん出てきます。
人が亡くなる医療ミスや、飛行機事故、冤罪事件、カルト宗教の予言。
以上のような事故や失敗だけでなく、成功の裏側にある失敗の必要性についてもたくさんのエピソードが紹介されています。
ユニリーバのノズルの改善、ツール・ド・フランスのイギリスチームの優勝、F1のメルセデス・ベンツ、フードファイター小林尊、元イングランド代表のデビット・ベッカム。
究極の成果をもたらすマインドセット
この本を読んで一番印象に残ったのは、「失敗の必要性」です。
成功した人たちの考え方は、「失敗をしても大丈夫」ではなく「失敗は欠かせない」というものだそうです。
多くの人は普通、失敗を恐れ、失敗したくないがために、行動に移さないこともあるのではないでしょうか。
自分自身も、そんな過去の経験が多くあります。
しかし、自ら積極的に失敗をすることによって、少しずつ着実に改善を加えていき、失敗から学び続けることが、成功するために必要だということです。
そのためには「やり抜く力(GRIT)」も重要なファクターで、成長型マインドセットの方達はGRITのスコアが高い人たちだそうです。
世界で最も規律が厳しいことで有名なアメリカの陸軍士官学校、ウェストポイントを卒業した人たちも、知力や体力が高いことより、やり抜く力が素晴らしく高いのです。
自ら率先して失敗をし、少しずつの成長をし続ける、マージナル・ゲインを肝に命じて、仕事だけでなく、今後の人生を豊かなものにしていきたいものです。
失敗に対する考え方が変わっただけではなく、失敗を元にどれだけ成長でいるのかを考えていく!
とても良い本で、おすすめです!!!