がんと診断されてから考えたこと。
正直に言って、あまりピンとこなかった気がする。
だからかわからないけれど、病気のことについてあまり調べることはなかった。
逆に、診断をしてくれた先生から「いまの世の中、自分で色々とネットで調べることができるからわかってると思うけど」と言われることが多かったと記憶しているけど、そんなことはなかった。
がん、すなわち死ぬことだと思って、それを直視することができなかったのか。
いや、その時はそんなことを考える余裕さえなかったのかも知れない。
どちらかと言うと、どういう治療をしていくのか。それとも手術をするのか。そんなことしか考えることができなかった。
今振り返ると、調べて知識をつけることは、悪いことではないとは思うけど、治療中は精神的にもかなり辛かったので、ネガティブになる知識はなくてよかったと思う。個人的な感想だが。
前向きといえば前向きとも言えるかも。
だから、いまでも薬の名前などはあまり覚えてない。どんだけのんきなんだか(笑)。
振り返りも兼ねて、抗がん剤治療のときの薬や手術のときのことを、資料を整理しながらまとめていこう。