そもそもジーンズって、ウエストサイズだけの設定でウエストを決めるとレングスは自動的に決まってしまうことが多い。
なので、まずはウエスト×レングスで選べるジーンズブランドを探してみる。
目次
ウエスト×レングスを選べるブランド
GAP(ギャップ)
Levi’s(リーバイス)
・・・ざっと調べ見たけど、この2ブランドしか見つからない。
GAP(ギャップ)
GAPで働いていた当時は、レングス36インチは日本では扱いがなかった。
淡い期待をしつつ日本のサイトを調べてみたけど、状況は変わっておらずレングス36インチは扱っていなかった。
アメリカ本国のサイトを見てみたけど、やっぱりレングス34インチまでしか扱いがない。
もともとGAPができたきっかけが、創業者であるドナルド・フィッシャーが自分のサイズのジーンズを扱っているお店をなかなか見つけることができず、リーバイスの全サイズを扱うセレクトショップを始めたはずなのだけど。
まぁ、商売としては多くのより多くのサイズを扱うことは、在庫が売れ残ってしまう可能性がより高くなっていく一方なので、致し方ないのだろう。
Levi’s(リーバイス)
次は本家本元のLevi’s(リーバイス)
結論から言うと、日本ではリジットモデルだけが36インチを扱っているみたい。
リジット(Rigid)とは、いわゆる「ノンウォッシュ(未洗い)」の状態でまだのりがバリバリに付いているタイプ。
洗濯をするとかなり縮むため、長いレングスを扱っているのだと思われる。
リーバイスのサイトでも「目安として、通常27-36インチを購入されている方は2サイズUPをめどにお選びいただくことをおすすめしております。」とあった。
なのでレングス36インチを買っても実際には34インチということか。
流石にアメリカ本国のサイトを見ると、ベーシックな501モデルなどはレングス36インチは当然のように扱っていた。
▲アメリカのサイト
しかし、デニムの色落ちなどをこだわるなら、ベーシックなモデルよりは「Vintage Clothing(ヴィンテージ・クロージング)」を選びたいことろだけど、こちらに関しては日本もアメリカ本国もレングスのバリエーションは少なく最大でも34インチだった。
一応、日本のサイトにあったヴィンテージ・クロージングのリジットモデルはレングス36インチがあった。
▲日本にもリジットなら36インチがある
その他こだわりのデニムブランド
今度は視点を変えて、複数のレングスを取り揃えているわけではないけど、こだわりのブランドでのおすすめ2つ。
Denim(ドゥニーム)「ヴィンテージ製法にこだわる日本ブランド」
JACOB COHEN(ヤコブ・コーエン)「ジャケットに合わせるために創設されたイタリアのデニムブランド」
DENIME(ドゥニーム)
以前は千駄ヶ谷に路面店があり、店舗にある専用の洗濯機で裾上げ後に洗って自分のレングスサイズに合わせてくれることでも有名だったブランドでもあり、サイトによると30周年のスペシャルプロジェクトが進んでいるみたい。
いまはその店舗はなくなってしまったようだが、オンラインで購入可能。
このブランドのXX type -One Wash-が長めのレングスだった。
ワンウォッシュということで、1回洗いがかかっているので大きく縮むこともないだろう。
モデル名にもあるように1950年台のリーバイスのXX(ダブルエックス)をモチーフにしており、このブランド創業の1988年から生産されている定番モデル。
大事に育てていくと、どんどんかっこよくなっていくジーンズだろう!
▲オンラインショップ
JACOB COHEN(ヤコブ・コーエン)
ヤコブ・コーエンは一般的なジーンズではなく「仕立てのよいテーラードジャケットに合わせるジーンズ」をコンセプトに、スラックスのように丁寧かつ繊細に仕立てられているのが特徴。
そのブランドを代表するスリムテーパードモデル。
レングス自体はさほど長くないが、裾に向かってきれいに細くなっていく形なので、ストレートジーンズと違ってやや短めに履くとかっこいい!
▲バーニーズでも扱っている
▲バーニーズのサイズ表によるとレングスは87センチ(おおよそ34インチ)
▲イメージはジローラモさん?!
というわけで・・・結論
レングス36インチでおすすめのジーンズは、「DENIME(ドゥニーム)」。
ちょいワル(?)の裾短めに着こなすなら、「JACOB COHEN(ヤコブ・コーエン)」。
ほかにももたくさんのデニムブランドがあるので、また色々と調べてみるとおもしろそう!