保険について。
がんと告知されたときには、がん保険にも生命保険にも入っていなかった。いろいろと事情はあったのだけど、まぁこんな人も珍しいかも知れない。
治療にかかる費用については、後日、詳しく書こうと思うが、今回は生命保険について。
治療は無事に終わったとはいえ、今後どこかに転移する可能性がないわけではない。というより統計的に言えばその可能性は低いとは言えない。
万が一のために備える必要があるので、保険について調べてみて、実際に保険会社に資料請求をし、営業の方と話をしてみた。
結論から言うと、がん経験者が加入できる生命保険というのはないらしい。
もしかしたら加入できる保険会社もあるのかも知れないが、今回話しを伺った二人の営業担当者の方は、ないと思うとのこと。
どの生命保険会社にも、加入するために健康状態を報告する必要があり、そこには過去5年以内に罹患した病気、特にがんや心筋梗塞や脳卒中などのことが、必ず記載されている。
会社によって記載する内容にはいろいろとあるようだけど、がんについての記載は絶対のようだ。
健康に不安があるから保険に入りたいはずなんだけど、なかなかうまくいかない。
それから、別の記事にしているように、家づくりを進めている中で、融資を受けなければならない。
一般的に住宅ローンを組む場合は、団信=団体信用生命保険に加入することが多い。
要は、住宅ローンの返済中に万が一のことがあった場合、保険金により残りの住宅ローンが弁済される保障があることで、融資を受けることができるということ。
この団体信用生命保険についても、とうぜん健康状態の条件があって、3年以内に罹患した病気のことを告知する必要があるとのこと。
先に書いた生命保険のように、具体的な病名について書かれているわけではなさそうだが。
この辺については、現在、不動産の担当の方がいろいろと動いてくれていて、ある銀行が団体信用生命保険の事前審査だけでもしてみましょうと言ってくれている。
もしそれがだめでも、その銀行で団体信用生命保険なしの変動金利を利用できる可能性もある、とのこと。
そのときに、もし融資額をカバー出来る保険に加入していれば承認が得られやすくなるとアドバイスがあったみたい。
でも、がん経験者はこれから生命保険に入ることはできないので、ハードルは高い。
少し話がそれたけど、いろいろと勉強になることが多く、今までいかに何も知らなかったのかと痛感する日々だ。
逆に言えば、乗り越えようとのモチベーションにもなる(笑)。